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  (Updated:2020.10.11)

[レビュー]ケリーケトル(Kelly Kettle)の良いトコ悪いトコ

やっとゲットできた!ケリーケトル スカウト(1.2 L) ステンレスモデル。当該商品は発売してからだいぶ経っていますが、ネットでは品薄状態になることもしばしば。すでにレビューも出尽くされてると思いますが、ゲット出来て嬉しいので、私にもレビューさせてください。

追記:2020/10/11
購入して約一年が経ちました。この記事を読み返してみても、良いトコ悪いトコはさほど変わりはありませんが、使えば使うほどいろんなことが出来て、楽しいギアだと思い知らされます。

例えば鍋焼うどん。
まずはケトル本体に水を入れます。
次に、ポットサポートを使いケトルの上に鍋焼きうどんをセットします。
すると同時に、アツアツのお湯と鍋焼きうどんが完成。
ロータイプチェアとケリーケトルスカウトのサイズがちょうどよく、図の様に簡易テーブルにもなります。
枝木が燃焼中だったので、そのままケトルを下ろして、焚火も楽しむことができます。

開封

私が購入したのは、フルセット(14,850円)とホーボーストーブ大(2,750円)。フルセットには、ケリーケトル(10,450円)+クックセット大(4,400円)+ポットサポート(1,650円)が付属しており、すべて単体(合計16,500円)で購入するより、安く揃えることが出来ます。

上図
右:   ケリーケトル スカウト
真ん中上:クックセット大
真ん中下:ホーボーストーブ大
左上:  製品カタログ
左下:  ポットサポート

ケリーケトル本体

ケリーケトルの同梱物はシンプル。
・ケトル本体
・ファイヤーベース
・替え用コルク栓
・日本盤説明書と英語版簡易カタログ
・収納袋

もちろんお湯を沸かすだけならケトルだけで十分ですが、調理をする場合、以下のアイテムがあるとより調理しやすくなりますよ。

クックセット(大)

フライパンや鍋、網セットのことで、大きさが大のものは、スカウト(1.2L)とベースキャンプ(1.6L)用。取っ手も付いてます。網はファイヤーベースにセットして使用します。

ホーボーストーブ(大)

こちらサイズもクックセット同様、スカウトとベースキャンプ用。ファイヤーベースの上に置きゴトクとして使用するもので、ホーボーストーブを使うことでより火を効率よく利用して調理ができます。ファイヤーベースに、ホーボーストーブをセットしたままケトルも置けます。

ポットサポート(サイズ共通)

使用用途が2つあり、1つはケトルの煙突部にセットしお湯を沸かしている間に、立ち上る火を使ってゴトクとしての使用。もう1つはファイヤーベースの脚として下を焦がさないように使用するもの。

使い方

ケリーケトルの使い方はとーっても簡単。ケトルの下のファイヤーベースに可燃物となる、小枝や枯れ葉を入れて水の入ったケトルを乗せるだけ。あとは火をつければガンガン燃えます。容量にもよりますが、3~5分あれば沸騰すると思います。以下の動画は最新とありますが、現在はシリコンキャップがホイッスル付きになったので、お湯が沸くとピーーーとやかんのような音がするので便利です。
以下ケリーケトルジャパン公式ページからの紹介動画です。

ケリーケトルの良いトコ

良いトコ①すぐ沸く!
火を熾してすぐに、煙突効果でケトルの煙突から炎が立ち上ります。それから、燃料となる小枝、枯れ葉など煙突から足しているだけ。わずか3分ほどで沸きます。

良いトコ②燃料はその場にあるものでOK!!
前述していますが、燃やすものは小枝や枯れ葉、松ぼっくりで構いません。周りになければ、薪を指の太さ程度まで細く割って、10cmくらいに短く折れば十分に燃料となります。あまり太いとすぐ燃えません。ガスやホワイトガソリンなども不要なので、災害時などにも役に立ちます。

良いトコ③何より湯沸かしが楽しい!!!
火を扱うって、アウトドアの醍醐味の一つですよね。バーナーなどで簡単に湯沸かしは出来ますが、森を歩いて小枝、枯れ葉を集めて、沸かす手間が楽しいんです。

ケリーケトルの悪いトコ

camphackより

良いトコはメーカーホームページや動画などで紹介してるので、イメージがし易いですが、悪いトコは実際に使ってみてわかったことです。

悪いトコ①小枝、枯れ葉が意外と燃えない!
小枝や枯れ葉を主燃料としているケリーケトルですが、それらが雨などで湿っている場合、ほぼ燃料として機能してくれません。こんな場合は、持参した薪を細く割って燃やしていました。基本的に下に落っこちている葉っぱなどを拾って燃やすので、晴れた日でも朝露や雨の湿気を吸っていて燃えにくいです。その為、現地調達で燃料として使用できない場合も考慮して、薪や新聞紙,100均で買える割り箸など燃やすものを持って行った方がいいです。

悪いトコ②長物を入れるべからず!!
小枝、枯れ葉、松ぼっくりがあって、それらがちゃんと燃えてくれれば問題ないですが、それらが燃えず薪を代用する場合注意が必要です。
ケリーケトルは一度火が付くと勢いよく燃えるので、じゃんじゃん薪を投入しがちですが、その分沸騰する時間も早いです。煙突まではみ出るくらい長い薪を入れると燃え切る前に沸騰してしまい、ケトルを持ち上げた際燃焼中の薪が倒れてしまいます。燃料はなるべくファイヤーベース内に収まるサイズで焚き上げましょう。

 

ケリーケトルのサイズと材質の選び方

ケリーケトルジャパンより

サイズ選び

サイズは自分が一番よく使用するシチュエーションを考えてみるといいと思います。私の場合、キャンプ8:登山2くらいをイメージしていて2~4名のコーヒーが沸かせればいいと思って、スカウトにしました。

トレッカー(0.6L):
カップ2杯分くらい沸かせる容量の最小サイズ。ソロキャンプや登山に最適。
使用イメージ:カップラーメン1杯とコーヒー1杯程度。

スカウト(1.2L):
ケトルの高さはトレッカーとさほど変わらないが、より寸胴になったサイズ感。デュオキャンプにおすすめだが、かなり頑張れば登山にも持って行けなくは無いサイズ。
使用イメージ:カップラーメン2杯とコーヒー2杯程度

ベースキャンプ(1.6L):
筒の径はスカウトとあまり変わらないが、ケトルの高さが大きくなった。名前の通り、キャンプでの使用がメイン。かなり大きいのでバックパックでの移動はお勧めできない。
使用イメージ:カップラーメン2杯とコーヒー4杯程度

材質選び

アルミとステンレスが選べるケリーケトル。個人的にはステンレスがおすすめ。アルミの融点が600度に対し、ステンレスは1400度程度なので、ガンガン燃やしても問題ないし、耐久性、耐食性もアルミより上。バックパックで運ぶ前提であれば、トレッカーのアルミはアリ。ただ、その他のサイズであれば丈夫なステンレスがいいと思います。どちらも実際に触れましたが、もう丈夫さが段違いです。

ケリーケトルの取扱店舗

ケリーケトルの輸入正規代理店は 株式会社アンプラージュインターナショナル という会社。こちらで全国の取扱店舗を確認できます。また直接この会社のwebshopからも購入は出来ますし、楽天などのオンラインショップにも出店しています。実店舗ではWILD-1が身近かなと思います。

実店舗:
WILD-1

オンラインショップ:
アンプラージュインターナショナル webshop
アンプラージュアウトドアショップ Amazon店
アンプラージュインターナショナル 楽天市場店
アンプラージュインターナショナル ヤフー店

まとめ

元々お湯を沸かすだけのケトルですが、さまざまな付属品で調理も可能になって便利になりました。自然の中で手間を楽しんでお湯を沸かして飲むコーヒーは格別です。使用時に注意点はいくつかありますし、ちょっと不便なところもありますが、使っていて楽しいケトルというのは間違いありません。

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